2008年2月3日

ヨハネによる福音書　2章　3節
　　
　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　 ＜　マリヤの信仰 ＞

「母はイエスに言った、「ぶどう酒がなくなってしまいました」。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヨハネによる福音書　2章　3節）


１．今日はイエス様が一番最初の奇跡を行われた場面の聖書のお話です。有名な「カナの結婚式」のお話です。ガリラヤ地方のカナという町で結婚式がありました。イエス様もガリラヤと方のナザレで育ちましたから、イエス様もよく知っている人だったかも知れません。その結婚式にイエス様も、お母さんのマリヤさんも出席していました。


２．【人形劇】

（♪「パパパパーン、パパパパーン、・・・」新郎新婦、入場）

　　友人　：「いやー、それにしても今日は本当にめでたい。ボクも友人としてとても嬉 しい。
　　　　　　　　さっきから何回もカンパイしてるけど、もう一回、お二人に主なる神様の祝福が
　　　　　　　　ありますように、カンパーイっ。あれ、ぶどう酒がもう無いや。スイマセーン、
　　　　　　　　ぶどう酒お代わりー」

　　マリヤ：「あー困ったわ（慌てる）。思ってたよりもいっぱいお客さんが来られて。それは
　　　　　　　　嬉しい事だけど、用意してたぶどう酒がもう無くなってしまったわ。
　　　　　　　　（頭を抱える）あーどうしましょう。今日の食事の事は全部、私に任されてるのに。
　　　　　　　　　あー困ったわ、本当にに困ったわ。一生に一度の大事なお祝いの席なのに。」

　　皆さんだったらどうしますか？何か、とても大事な場面、大事な時に「本当に困った。どうしようっ」ていう時。　マリヤさんはどうしたでしょうね。

　　マリヤ：「あ、イエス・・・。この子は私が神様から預かった尊い神様の御子。このイエスは
　　　　　　　　大事な役割を果たすためにこの世に来られた。その神様の御子に、
　　　　　　　　ぶどう酒の事なんかで『助けて』なんて言ってもいいかしら。
　　　　　　　　でも…、きっとこの方は何かをしてくれるっ。私のこんな小さな悩みも、
　　　　　　　　きっと助けて下さる！」

　　　　　　　「あの…イエス、ぶどう酒がなくなってしまいました！」

　　イエス：「婦人よ、あなたはわたしと、なんの係わりがありますか。わたしの「時」は、
　　　　　　　　まだ来ていません。」

　　マリヤ　：（ひれ伏す）「（お言葉の通りです。でも、きっと何かをして下さるわ。）」
　　　　　　　　「皆さん、この方があなたがたに言いつけることは、なんでもして下さい。」

　　イエス　：「この水がめに水をいっぱい入れなさい。」

　　しもべ　：「え、水ですか。ただの水を？でも、なんでもして下さいって言われたからな。」
　　　　　　　　（水をかめに入れる）

　　イエス　：「さあ、くんで、料理がしらのところに持って行きなさい。」

　　料理頭　：「おう、ぶどう酒、あったかい？」

　　しもべ　：「あ、あの、こ、これはその・・・（注ぐ。ぶどう酒に変わっている）ア、アレ？！」

　　料理頭　：「おう、あるじゃないか。どれどれ…、こりゃウマイっ。こんな良いぶどう
　　　　　　　　酒を今までとっておいたとはな。」

　　しもべ　：「スゴイ！　イエス様ってなんて素晴らしい方なんでしょう。」

　　マリヤ　：「ええ、切なる願いに答えて下さったわ！　ハレルヤ！」


３．イエス様って素晴らしいですね。マリヤさんの求めに驚くような方法で、神の力で助けて下さいましたね！皆さん、これをただの聖書の物語だと思わないで下さい。それが大事な事です！　自分も信じること！

　　みんなにも、色んな場面で、ものすごく困る事が起きるかも知れません。　マリヤさんの場合はぶどう酒が無くなってしまった。私達だったら、「もうお金が無くなってしまった」という事があるかも知れません。あるいは「もう力が無くなってしまった。元気が、気力が、生きていく力が無くなってしまった、死んでしまいたい」とか。また、あるいは「愛が無くなってしまった」とか。　「もう希望が無くなってしまった」とか。

　　でもね、そんな時、思い出して下さい、「あ、そうだ、イエス様がここにおられるっ。私と共にイエス様がいて下さっている。」　マリヤさんがイエス様に「ぶどう酒がなくなってしまいました」と言ったように、私たちも苦しい時こそ、大変な時こそ、「イエス様、無くなってしまいました。本当に困っています、苦しんでいます。助けて下さいっ」と、ありのまま何でも正直に祈って下さい！

　　マリヤさんは、必ずイエス様が助けて下さる、と信じていました。


４．そして、もしイエス様が「このようにしなさい」と言われることあったら、「何で今こんなことをしなさい、って言われるんだろう？」と思っても、何でもして下さい。

　　祈って、信じて、そして、するべき事をする！そうしたら、必ずイエス様が何か素晴らしいことをして下さいます！イエス様は私たちには難しいと思う事でも、どんな事でも出来るんですね！子どもも大人も、共にいて下さるイエス様を信じていきましょう！

　　“あなたはよいぶどう酒を今までとっておかれました。”




　　　　　　このペ−ジのTOPへ　　　　　前週へ　　　　　翌週へ　　　　　一覧表へ戻る