2008年1月6日

創世記　19章　17節

　　　　　 　　　　　　　　　 　　　　 　　 ＜　ふりかえるな ＞

「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見ては
　ならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（創世記　19章　17節）


１．主にあって新年おめでとうございます！　さあ、こうして新しい年が始まりました。子どもも大人も、今年どういう風に歩んで生きたいですか？今年の目標とか、今年の願い、今年の祈り、今年のヴィジョン、そういう事をぜひ考えて、「今年」という時間を大切に生きて欲しいと思います。

　　さて、今日の聖書箇所はソドム・ゴモラの町のお話です。新年早々からソドム・ゴモラの話？！去年のお話をちょっと思い出して下さい。神様に従ってカナンの地にやってきたアブラハムさん（そしてサラさん）。そして甥っこのロトさん（そして奥さん）もアブラハムさんと一緒に行きました。
　　けれども、ある時、

　　　ロト　　：「おじさん、ボクたちはこれからソドムの町の引っ越す事にします。
　　　　　　　　　あっちの方が儲かりそうだし、あっちの方が楽しそうですから。」

　　　ロトの妻：「おじさま、じゃあこれで失礼いたしますわ。オホホホ…」

　　　アブラハム：「ああ行ってしまった。ソドムの町はとても悪い町なのに…。ああ心配じゃ…。
　　　　　　　　　　　主よ、どうかロトたちを悪い事から守って下さい…。」


２．そうしてロトさんたちはソドムの町に住んでしまいましたね。　さあ、その後どうなったでしょう。

　　このソドムの町の人々の罪は確かにあまりにも酷かった。でもね、どんなに罪が大きくても、もし神様の前に「ごめんなさい」と悔い改める心があったら、どんなに罪でも赦してもらえるんです。でもね、きっとソドムの人々は、「ごめんなさい」を言う心が全然、無かったんでしょうね。だから、残念だけれども、もう神様はこの町を滅ぼすしかなかったんですね。

　　一番悪い心っていうのは、神様の前に「ごめんなさい」を言わない心、悔い改めない心、それが一番大きな罪なんです！（ソドムの町の人たちも「ごめんなさい」の心があれば、きっと赦してもらえた筈です。）

　　さあ、ソドムの町に二人のみ使いがやってきました（一見、普通の人のようですが）。そしてロトさんはその二人のみ使いを家に迎えました。すると、それを見ていた町の人が

　　町の人達：「おい、ロト。今日、お前の家によそ者が来ただろ。
　　　　　　　　　　ちょっとカワイがってやるから、そいつらを出しやがれっ。」

　　　ロト　　：「ら、乱暴はやめて下さいっ。うちに来た大事なお客様なんですから。」

　　　町の人達：「うるせー、コノヤロー。まず、お前から痛めつけてやるっ」

　　悪いですねぇ。　もう今にも、無理やり家の中に入って来ようとしました。すると、この二人のみ使いがまぶしい光を「ピカッ」とやって、この人たちの目をくらましました。


３．そして、こう言いました、

　　「あなたのむこ、むすこ、娘およびこの町におるあなたの身内の者を、皆ここから連れ出しなさい。われわれがこの所を滅ぼそうとしているからです。人々の（罪の）叫びが主の前に大きくなり、主はこの所を滅ぼすために、われわれをつかわされたのです。」（12，13節）

　　この町はもう罪のゆえに神様によって滅ぼされるから、家族を連れて逃げなさい、と言うのです。「ええーっ」とロトさん達は驚きました。

　　みんなだったらどうしますか？　「今日、これから間もなく、この町が滅びます。早く逃げて下さい」って言われたら。　たとえば今年、東京に大きな地震が「起きない」とは言えませんよね。何をもって逃げたらいいんだろう？

　　ロトさん達も「ええ、どうしよう。せっかく買った家もおいてかなきゃいけないのか。あの大事な私の宝物ももっていけないのか。ああ、どうしよう、どうしよう…」　実は、スグ逃げなさいって言われても、ロトさん達はなかなか逃げませんでした。「早く逃げないと、あなたもこの町と一緒に滅ぼされますよ。」と言われて、み使いはロトさん達の手を引っ張って、連れ出してくれました。


４．その時に、み使いがこの言葉を言いました、“のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます。”（17節）

　　ロトさん達はみ使いに手を引かれて、必至にソドムの町を逃げ出しました。もう危なかった。ギリギリでした。ところが、ロトさんの奥さんは「うしろをふりかえって見てはならない」って言われていたのに、振り返ってしまいました。家や財産が、ブランドの服やカバンが燃えてしまうのがもったいないと思ったのか。塩の固まりになってしまいました。


５．皆さん、聖書にハッキリ書いてあります。やがて「天地は滅びる」。　神様が滅ぼされるんです。この世には楽しい事が色々あるかも知れません。でも、もしこの世の楽しみや遊びや、悪い方にどんどんはまってしまって、神様の事を忘れるほどになってしまったら、この世と一緒に滅ぼされてしまうかも知れません！

　　ロトさんの奥さんは、心が神様の方よりもこの世の楽しみの方に心が奪われてしまっていたんですね。だからこの世と一緒に滅んでしまいました。

　　ロトさん自身も危なかったですね。ギリギリです。ロトさんも、もうちょっと長くソドムに住んでいたら、またアブラハムさんのとりなしのお祈りがなかったら、滅んでいたかも知れません！

　　“のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます。”

　　今年、この世の方、罪の方、イエス様から離れる方に行かないようによく気をつけて、しっかりイエス様を礼拝して、神様の方、イエス様の方、救いの山に方に向かって行きましょう！！！




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