2007年11月4日

創世記　17章　1〜8節

　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　祝福されたヤコブ ＞

「わたしはあなたと共にいて、あなたがどこに行くにもあなたを守り、
　あなたをこの地に連れ帰るであろう。」　　　　　　　（創世記　28章15節）


１．今日はね、後で児童祝福式を行います。子どものみんなに神様の祝福があるようにお祈りするんですけども。でもね、「祝福」って何でしょうね？普通の辞書（広辞苑）を引くと、「祝福とは、キリスト教で神から賜る幸福。（もう一つは、結婚式などで他人の幸福を祝い、また祈ること。）」　当たってますね。祝福とは神様から頂く幸せ。

　　今日は子ども礼拝に聖書箇所に合わせて、ヤコブさんのお話をします。（大人の礼拝ではまだアブラハムさんの所なんですが、今日だけちょっと飛びます。）で、アブラハムさんの子どもがイサクさん。そしてそのイサクさんの子どもが、エサウとヤコブという双子でした。　（人形、出す）

　　全然、似てませんね。兄のエサウさんは外に出て弓矢で鹿とかを討って狩をするのが得意。毛むくじゃら。弟のヤコブさんは家の中でお母さんのお手伝いをして料理をしたりするのが得意。そして性格がゆがんでました。スゴクずるい人でした。でもね、神様の祝福はとっても欲しかった。なぜなら、神様の祝福をもらえばお父さんのようにお金もちになれると思ったんですね。そして本当は自分がお兄さんになりたかった。なぜなら、お兄さんの方が弟よりも２倍もたくさんの財産をお父さんからもらえるからなんです。
　　だから、神様の祝福をもらえばお金もちになれると思って、どうしても神様の祝福が欲しかった。


２．【紙芝居】ある時、お兄さんとお父さんを騙して、その祝福を無理やり奪ってしまいました。兄のエサウは「クソー、ヤコブめっ。俺を騙しやがって。いつか、きっと殺してやるっ」と言って、ものすごく怒りました。ヤコブﾞはもう家にいられなくなってしまいました。兄エサウから逃げるようにして、ヤコブは一人ぼっちで旅をしなければなりませんでした。

【人形劇】

　　ヤコブ　：「（泣きながら）はー、何でこんな事になっちゃったんだろ。おかしいなあ。
　　　　　　　　神様の祝福をもらったら幸せになれるはずなのに、全然幸せじゃないぞ。
　　　　　　　　もう家に帰れないなら、２倍の財産どころか、一円だってもらえないじゃないか。
　　　　　　　　おかしいなあ。神様の祝福って何なんだろ・・・。
　　　　　　　　やっぱり、騙したのがいけなかったのかなあ。」

　　　　　　　　「あーもう歩き疲れた。もう夜になってしまった。もう寝よう。と言っても、
　　　　　　　　　暖かい布団もベッドもない。仕方ない、あの石をまくらにして寝よう。
　　　　　　　　　あー淋しいなあ。狼とか悪い人に襲われたらどうしよう。恐いなあ。お母さんー」

　　　（ヤコブはそうして泣きながら寝てしまいました。その夜、とても不思議な夢を見ました。なんと天国まで続いている長ーい階段があって、そこを天使たちが降りたり上ったりしていました。紙芝居）

　　神様の声：「わたしはあなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。・・・
　　　　　　　　　　わたしはあなたと共にいて、あなたがどこへ行くにもあなたを守り、
　　　　　　　　　　あなたをこの地に連れ帰るであろう。わたしは決してあなたを捨てず、
　　　　　　　　　　あなたに語った事を行うであろう。」

　　ヤコブ　：「うおー何という事だ。神様が私に語りかけて下さった！なんたる所だ、
　　　　　　　　　ここは。天国の入り口か、天国の門だ、神の家だ。」

　　ヤコブ　：「そ、そうだ、この場所を記念して覚えておこう。この石の枕を立てて・・・。
　　　　　　　　神様、これから、あなたがたわたしとずっと一緒にいて下さり、わたしの
　　　　　　　　これからの行く道を守り、食べるパンや着る服も与えて下さり、そして
　　　　　　　　無事にまた私を家に帰らせて下さると言うなら、私はあなたを真の神様として
　　　　　　　　信じます！そして必ず十分の一の献げものをします！」


３．そうやって、ヤコブさんはこの時、初めて自分でお祈りをして、初めて自分と神様との１対１で礼拝をしました。

　　ねー皆さん、最初に祝福って何か、それは「神様からいただく幸福・幸せ」だって言いましたね。確かにお金や財産がいっぱいもらえる事も幸せかも知れません。でも、本当に一番幸せな事は、神様が私と一緒にいつもいて下さる事ですね！どんな時でも、一人ぼっちの時も、苦しい時も、いつも父なる神様が、イエス様、聖霊様が共にいて下さって、守って下さって、そして最後はね、天国の門、神の家にまで連れて行って下さる、これが最高の祝福ですね！！！実はヤコブさんは、ちゃんと祝福されていたんですね！皆さんも、ヤコブさんのように、共にいて下さる神様を礼拝して信じて行きましょうね！！！



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