2007年5月6日

創世記　2章　18節

　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜　交わりをするもの ＞

「主なる神は言われた、『人がひとりでいるのは良くない。
　彼のために、ふさわしい助け手を造ろう』。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（創世記　2章18節）


１．今、大人の礼拝では聖書の一番最初にある創世記を開いてるんですけども、創世記で一番大事な事は、「真の神様が人間を造られた」ていう事だと思うんです。
　　じゃあ神様は、私たち人間をどういうものとして、どういう存在として造られたんでしょう？それは、「交わりをするもの」として造られたんですね！

　　「交わり」ってなんでしょうね。難しくいうと、心と心を通わせる事。簡単に言うと、誰かとお話をしたり、仲良くしたり、一緒にご飯を食べたり、一緒に遊んだり、とにかく誰かと一緒に何かをする事ですね。「交わる」事の反対は一人でいる事。何でも一人でする事。一人ぼっちでいる事。

　　でも神様は人間を一人ぼっちで生きるようには造られなかったんですね。誰かと交わりをするように造られたんですね。


２．じゃあ人間は誰と交わりをするのか？それは、まず神様と交わりをするように造られました。人間を造って下さった神様と、心の交わりをするように造られました。

　　2章７節、「主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった。」

　　こういうふうに神様に愛され、命を与えられた人間は、神様と一緒にいて、神様と心の交わりや、心のお話をして、生きるように造られたんですね。神様の事を心で思って、神様の語られる言葉を聞いて、また私たちも神様にお祈りして、そうやって神様と交わりをして生きるように造られているんですね。だから、神様から離れて、神様と交わりをしないで生きられるようには造られていないんですね。


３．それだけではありません。次に、神様はこう言われました。“主なる神は言われた、「人がひとりでいるのは良くない。彼のために、ふさわしい助け手を造ろう」。”

　　そうして、神様は最初の人アダムさんに、同じ人間の女性エバさんを造られましたね。つまり、人間には人間が必要なんです！人間にはまず神様との交わりが必要だけれど、また人間と人間の交わりが必要なんですね！

　　アダムさんはエバさんと出会った時、スゴク嬉しかったと思うんです。「アッ、ボクと同じ人間だ。でも、ちょっと感じが違うな。」そして最初にお話をした時、「キミ、話が出来るんだね！言葉が通じるんだね！」動物は可愛いけど、鳴き声しか出ない。だから、エバさんとお話が出来た時はとっても嬉しかったと思います。


４．そういう風に、神様は人間を「交わるもの」として造られたんですね。まず神様と心の交わりをし、そして人間同士が心の交わりをするように造られたんです。この両方とも、人間にとって必要なんです！

　　イエス様は言われました、一番大事な事は、「心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛しなさい」。二番目に大事な事は、「自分を愛するようにあなたの隣人を愛しなさい」。（マタイ22章）

　　だから人間にとって、本当の神様と仲良く愛し合う事と、人間と人間が仲良く愛し合う事が何よりも大事だし、何よりも素晴らしいことなんですね！


５．ところが、今の私たちにはそれが一番難しいんです。最初、エデンの園ではそれが出来てたんです。神様と仲良くし、アダムさんとエバさんも仲良くしてました。でも、悪魔に誘惑されて、神様に背いてしまってからは、神様と仲良くする事も難しくなってしまったし、アダムさんとエバさんが仲良くする事も難しくなってしまいました。それが罪の性質なんですね。

　　みんなも、お友だちと仲良くするのって難しいなあ、と思う事がよくあるでしょう。友だちでも、兄弟でも、家族でも、ずーっと仲良くするのは難しいね。また、神様と仲良くするのも実はかなり難しいと思うんです。


６．でもね、その仲良く出来ない、壊れた関係を治してくれるのが、イエス様ですね！神様と仲良くする秘訣は、その間にイエス様をおくこと！誰かと誰かが仲良くするためにも、間にイエス様をおくことなんですね！


７．（祈り）「神様、あなたと交わりが出来ること、また人と交わりが出来ることを感謝します。イエス様の十字架の赦しによって、神様と仲良くなり、また人と仲良くなる事が出来ますように。」


　　
　　　　　　　　　このペ−ジのTOPへ　　　　　前週へ　　　　　翌週へ　　　　　一覧表へ戻る