2007年4月15日礼拝

2007年04月15日

創世記　1章　1節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜　はじめに神 ＞

「はじめに神は天と地とを創造された。」
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１．４月から創世記を開いて参ります。創世記というのは色んな意味で「はじめの書」なんですね。何でもそうですが、まず「はじめ」がある訳で、それを知らなかったら途中を知ってても、本当に知ってる事にはならない。ドラマでも途中から見てもよく分からない。第一話を見ないと。　はじめを知る時に、今を知る事が出来ます。

　　例えば、「人間とは何か？」、人間はなぜ生まれたのか、なぜ今、自分は私は存在し、何のために生きているのか？何が生きる目的なんだろうか？そういう事は、「はじめ」を知らなかったら、人生というドラマ、人間の歴史という連続ドラマの第一話を知らなければ分かりません。その「はじめ」が記されているのが、この創世記です！この聖書という教科書だけが、その事を教えてくれるのです。人間にとって一番大事な教科書です。

２．さて、その創世記には文字通り、この世界が造られた時の事が書いてあるのですが、実はこの世界が誕生する前、この宇宙が存在する前に、最初っから存在しておられたお方がいました。ビッグバーンが全ての始まりではありません。その前から存在している方、それが「神」です！本当の、本物の神！１章１節、「はじめに神」。

　　まだこの世に何も存在する前から、星ひとつ、チリひとつ存在する前から、真の神様がおられた。神様はご自分の事を「わたしは有って有るもの」と自己紹介されました。

　　私たちは今はいるけれども、最初からいた訳じゃない。存在しない時があったんですね。ある時、実家に帰って久しぶりに色んなアルバムを見ていました。赤ちゃんの頃の自分の写真。更にさかのぼって、両親が結婚した時の写真をみた時、アレ、自分がいないっ。当たり前ですね、まだ生まれてない。でも、とても不思議な感じがしました。今はいる自分が、まだ存在していなかった時があった。影も形も無かった時が。

　　皆さんもそうです。人間っていうのは最初っから存在していたのではない。皆さんは元々いなかったんです。でも、今いる。それは、なぜか。最初っから存在しておられた「神」から、「有って有るもの」である神から、存在させられたからです！神によって造られた、神によって生かされた、神によって命を与えられたからです！

３．ですから、人間とは何か、私はなぜ生きているのか、その出どころ、あなたの存在の出てきたところ、あなたの源は「真の神」なんですね！

　　ですから、この全ての存在の元である「神様」を無視するなんてありえない話です。神を認めないって事は、自分の存在を否定するって事です。

　　もし、親がいなければ自分は生まれなかったように、親を否定したら自分を否定する事です。どう考えても、顔も性格も親に似てる訳で、いくら親を否定しようとしても、親子である事実は変わらないように。ですから、この真の神様を認めないなんて、ありえない事です。

４．ローマ11章36節をお開き下さい、「万物は、神からいで、神によって成り、神に帰するのである。」　全てのものは、神から出てきている、そして今も神によって成り立っている、存在し続けられている、そして神に帰する（詳約聖書では「神によって完了する。終結する」）。

　　そして、その後になんと書いてあるか、「栄光がとこしえに神にあるように、アァメン」。つまり、この一言が「礼拝」なんです！

　　はじめのはじめのお方、つまり神様というお方は、一番大事な、一番偉大な、一番尊いお方ですから、一番敬われなければならないお方です！当たり前ですね。だって神なんですから。私たち人間をはじめ、宇宙の全ての存在を造られたお方なんですから、造られた全てのものは、自分を造られ、存在させなさった、この源なる神様を何よりも敬って、「あなたこそ、神です」って言わないといけません！それが「礼拝」っていう事なんです！

　　礼拝とは何か、それは神様の方を向いて、ひれ伏して「あなたこそ神です！最も偉大なお方です。あなたは私たちを造って下さいました。あなたこそ最も大切なお方です！栄光がとこしえに神にあるように、アァメン」って、言うことなんです！実は非常に当たり前にことを、神様に対してする事なんですね！

５．いかがですか。今日、考えなければならない事は、本当に「はじめ」である「神様」というお方が、あなたにとって「はじめ」になっているか、という事です。神様は全てにおいて「はじめ」であるお方です。言うなれば、全てにおいて「一番」の席に、場所に座っていただかなければなりません。

　　あなたにとって、神様がはじめですか。心の中で、神様が一番でしょうか。あなたの生きる中で、生活の中で、一日の中で、一週間の中で、人生すべての中で、「神様がはじめ」でしょうか。

　　神様ははじめの方ですから、つまり一番最高の場所がふさわしい。私たちが、神様を一番大切にする、私達の最高の心、真心からの礼拝をささげるのが最もふさわしいのです！どうか、私達のこれからの礼拝が、今までより、もっと大切な心をささげる礼拝となりますように！

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