2006年10月1日

使徒行伝　16章25〜34節

　　　　　 　　　　　　　　　　　 ＜　どんな時も祈ろう！賛美しよう！ ＞

「真夜中ごろ、パウロとシラスとは、神に祈り、さんびを歌いつづけたが、
　因人たちは耳をすまして聞きいっていた。」　　（使徒行伝　16章25節）



１．パウロさんは前はバルナバさんと一緒に第一回目の伝道旅行に行きましたが、今度第二回目はシラスさんという人と一緒に伝道旅行に行きました。そして聖霊様がマケドニヤに行くように導かれたので、船で海を渡って行きました。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【人形劇】

　　（パウロさんとシラスさんはピリピという町の川のほとりで、イエス様のことをお話していました。お話を聞いている人の中に、紫布を売る商売をしているルデヤさんという女性がいました。元々、真の神様を敬う人でしたけど、イエス様の事を聞くのは初めてでした。けれども、イエス様は彼女の心を開いて下さいました。）

ルデヤ：「フムフム…分かったわ、イエスというお方こそ、待ち望んでいた救い主なのね。
　　　　　　パウロさん、私は紫布承認のルデヤという者です。私はイエス様を救い主と
　　　　　　信じますっ。どうぞ私の家に来て、家族にもイエス様の話をしてやって下さい。」

パウロ：「おお、そうですか。主よ感謝します！やっぱり聖霊様の導きに従ってここにやって
　　　　　　来て良かった。ここにはイエス様を信じる人がきっと大勢いるんだ。」

　　（ところが大変な事もありました。占いの悪霊に取り付かれた女の人が、パウロさん達の邪魔をしました。）

占い女：「ウアーッ、こ、この人達は神の僕たちで、救いの道を伝えようとしているっ。
　　　　　　か、神の僕だ。救いの道を伝えに来たんだー、イー、ギャー」

　　（パウロさん達は何日もこの人が邪魔をするので困ってしまいました。）

パウロ：「その女についている悪霊よっ。イエス・キリストの名によって命じる。その
　　　　　　女から出て行け！」

占い女：「ギャーッ」　（すると悪霊は出て行きました。）

　　（ところが、その人の占いの力を使って、お金儲けをしてた人達が怒り出しました。）

悪主人：「これじゃ金儲けが出来ない。あいつら余計なマネしやがって。こっちに来いっ。
　　　　　　長官様、こいつらは町をかき乱して、変な教えを広めていますっ。」

長官 　：「何じゃと、けしからん。ならば、そやつらをムチ打ちの刑にしょせいっ。」

悪主人：「分かりやした。　よーし、お前たち覚悟しろ、ビシッ、ビシッ・・・」

　　（そうして、パウロさんとシラスさんは痛ーいムチで、何度も打たれました。血だらけになったかも知れません。そうして牢屋に入れられてしまいました。）


２．せっかく聖霊様がこの町に行きなさいって言うから、それに従ってきたのに、ムチで打たれたり、暗い牢屋に入れられたり…。

　　「神様は私たちをこんな苦しい目に会わせるために、こんなヒドイ目に会わせるために、ここに導かれたんですかっ」って、普通なら文句を言いたくなるんじゃないでしょうか？ところが、パウロさんとシラスさんはそんな牢屋の中で、二人で神様にお祈りをして、さんびを歌い続けたそうです！スゴイですね。

パウロ　：「いててて。大丈夫か、シラスさん。」

シラス　：「ええ、なんとか。でも、これぐらい、イエス様の十字架の苦しみに比べたら。」

パウロ　：「そうだな、イエス様はもっともっと苦しかっただろうな。この事も感謝しよう。」

そうして二人で祈って、賛美をしました。牢屋の他の囚人たちも、その賛美に聞き入っていました（25節）。「一体、誰だろう。こんな暗くて嫌な牢屋の中で、歌を歌っているなんて」。

（ところが突然、大地震が起こって、牢屋の扉も、皆の鎖も外れてしまいました。）

獄吏　　：「ウワー大変だっ。囚人たちは全員、逃げてしまっただろう。あーなんて事だ。　
　　　　　　　俺は責任をとって死ぬしかないっ。」

パウロ　：「待ちなさい！自殺する必要はありません。我々は、誰一人逃げていませんよ。」

獄吏　　：「え、そんなわけ…。本当だっ。（この人達は一体…、もしかしたら、この人達が
　　　　　　信じているお方は本当に救い主なのかも知れないっ。）」
　　　　　　「先生がたっ、私は救われるために、何をすべきでしょうか。」

パウロ　：「主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたも、あなたの家族も救われます。」


３．そうして、その獄吏も、そしてその家族もイエス様を信じて洗礼を受け、家族一同とても喜んだんですね。
　　パウロさんとシラスさんは、途中とても苦しい目に会ったけれども、その後でこういう素晴らしい事が待ってたんですね！

　　私たちも、途中色々苦しい目に会う事があるかも知れませんね。　「せっかくイエス様を信じて、クリスチャンになったのに、毎週礼拝にも入って、イエス様に従っているのに、なんでこんな苦しい、嫌な目に会うんだ」って思う事があるかも知れません。そういう時、泣きながらでも、祈ってみて下さい。その苦しい思いを、そのままイエス様に祈って下さい。そうすると、不思議だけれどもね、少しずつ、心が楽になってくるんですね！神様が慰めて下さるんですね！

　　そしてね、賛美を小さな声でも歌っていると、だんだん元気になるんです。　やっぱり賛美にはそういう力があるんですね！自分で歌えない時は、賛美のＣＤを聞いたり、人が賛美してるのを聞くのもいいんですね。

　　（25節）。私たちもパウロさんとシラスさんのように、苦しい時に、祈って、賛美して、信仰の元気をイエス様から頂いて、歩んで行きましょう！



　　　　　　　　このペ−ジのTOPへ　　　　　前週へ　　　　　翌週へ　　　　　一覧表へ戻る