2006年7月2日

使徒行伝　12章1〜5節

　　　　　　　　　　       　　　　　　　　　　　 ＜ みんなの祈り ＞

「教会では、彼のために熱心な祈りが神にささげられた。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（使徒行伝　12章5節）


１．ずうっと使徒行伝を開きながら、最初の教会の歩みを見ていますが、最初の教会はイエス様を信じる人がどんどん増えて、非常に祝福されていたんだけれども、大変なこと、ピンチもいっぱいあったんですね。でもピンチの時はどうしたらいいと思いますか？
　　そう、祈ればいいんですね。

　　さて、今日の場面でも一つのピンチがやってきました。それは、ペテロさんがヘロデ王という悪い王様によって捕まえられて、牢屋に入れられてしまったんです。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【人形劇】

　　ヘロデ：「ワシはヘロデ大王じゃ。偉いんじゃ。ある意味、神様のように偉いんじゃ。
　　　　　　　　人を生かすも殺すも、ワシの手の中じゃ。それにしても、あのクリスチャン
　　　　　　　　という連中は気に食わん。王様であるワシにひれ伏そうともしないで、イ
　　　　　　　　エスという、とっくに死んだ奴の事を、真の王だとか神だとか言って崇めと
　　　　　　　　るんじゃ。よーし、こうなったら教会のリーダーたちを捕まえて、死刑にして
　　　　　　　　やる。」

　　　　　　　（そうしてペテロさんは鎖につながれ、牢屋に入れられてしまいました。）

　　女信徒：「皆、大変よっ。ペテロさんが捕まってしまったわ。このままだと、
　　　　　　　　　きっとヤコブさんのように殺されてしまうわっ」

　　男信徒：「ああ、なんて事だ･･･。よ、よし、皆で助けに行こう。」

　　女信徒：「そんなの無理よ。たくさんの見張りがいるし、私たちも捕まってしまうわっ」

　　 ヨハネ：「皆、慌てないで。落ち着いて。こういう時こそ、祈ろう！主よ、ペテロさんを
　　　　　　　　守って下さい！私たちは無力です。でもあなたには何でもお出来になりま
　　　　　　　　す。主よ、どうか悪しき者からペテロさんを助けて下さい！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（牢屋の中）

　　ペテロ：「ついに私も捕まってしまった。明日は死刑になるかも知れないな。でも、
　　　　　　　　たとえ死んでも天国に行ける。　よし、全てを任せて寝よう。私は寝るのは
　　　　　　　　得意なんだ。どこでもグッスリ寝れるんだ、グーグー。」

　　御使い：「ピカーン。ペテロさん、早く起きなさい。」「後についてきなさい。」

　　ペテロ：「ﾑﾆｬﾑﾆｬ。あれ、夢を見てるのかな。　あ、鎖が外れてる。アレ、扉も開いてる。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（脱出する。御使い、離れ去る）

　　ペテロ：「ハッ、これは夢じゃない。イエス様が御使いを遣わして助けて下さったんだっ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（教会のみんな。祈っている）

　　ペテロ：「ドンドンドンッ。おーい、みんなー」

　　女信徒：「あら、誰かしら」

　　　ペテロ：「私だよ、ペテロだよ」

　　　女信徒：「ええー？！　みんな、ペテロさんが無事に帰ってきたわー。」

　　　男信徒：「ええ、そんなバカな。　ウワー、本当だー。本当に、祈りが聞かれたー」

　　　ペテロ：「皆、私のために祈っててくれたんだね！　ありがとう！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（一方、ヘロデ王は･･･）

　　　ヘロデ：「クソー、ペテロは一体どうやって逃げたんじゃ。ワシをなめおってっ。ワシ
　　　　　　　　　は神にも等しい者じゃぞっ。」

　　　　　虫　：「ブーン、チク」（ヘロデ王は死んでしまいました。）　「ウーン、バタッ」


２．こうして、ペテロさんは不思議な方法でイエス様によって助け出されました。それは、教会のみんながペテロさんのために祈ってくれていたからですね！

　　「教会では、彼のために熱心な祈りが神にささげられていた。」

　　皆にも色んなピンチがやってくると思います。そんな時は慌てずに祈る事です。そして、自分で祈るだけでなく、教会の皆に祈ってもらう事です。

　　教会の誰かのために、皆で一生懸命に祈ることはとっても素晴らしい事です！そして、皆で心を合わせて熱心に祈る祈りには、神様は、私たちもビックリするような形で答えて下さいます。どうぞ教会の一人一人のために祈りましょう。昔から教会は、祈りによって悪しきものから守られてきたのですから！



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