2006年6月4日

使徒行伝　8章26〜40節

　　　　　　　　　　       　　　　　　　　　 ＜ 人を導く聖霊 ＞

「聖霊がピリポに『進み寄って、あの馬車に並んで行きなさい』と言った。」
「そこでピリポは口を開き、この聖句から説き起こして、イエスのことを宣べ伝えた。」　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（使徒行伝　8章29、35節）


１．今日はペンテコステと言って、イエス様を信じる一人一人に聖霊様が宿るようになった事を特に覚える日です。今日に限らず、今年はずっとペンテコステの話をしてるようなものですが。結局、聖霊様は何のために来られたのでしょうか？それは、私たちが人にイエス様の事を伝える事が出来るようになって、そして多くの人がイエス様を信じて救われるためですね！今日の場面でも、一人の人がイエス様を信じて救われます。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【人形劇】
　　聖霊　：「ピリポよ、南へ行き、ガザの町の方に行きなさい。」
　　　（エチオピアという国の偉いお役人さんが、馬車に乗りながら聖書を読んでいました。）

　　役人　：「えーと、『彼は、ほふり場に引かれて行く羊のように、また黙々として、毛を
　　　　　　　刈る者の前に立つ小羊のように、口を開かない』か。…うーん…分からないっ。
　　　　　　　これは一体どういう意味なんだ？この羊のような人って、誰の事なんだっ？」

　　聖霊　：「ピリポよ、進み寄って、あの馬車に並んで行きなさい。」

　　ピリポ：「あ、あの馬車ですね。こりゃあ走らないと追いつかないな。タッタッタッ…」

　　ピリポ：「ハーハー、あのー、もしもし、あなたが読んでおられるの、聖書じゃないですか。
　　　　　　　意味がお分かりになりますか？」

　　役人　：「え、いやー実はサッパリ分からないんです。　やっぱり聖書は誰かに教えて
　　　　　　　もらわないと、分かりませんよ。良かったら、隣りに座って教えてくれません
　　　　　　　か？」

　　ピリポ：「ではお邪魔します。」

　　役人　：「早速お聞きしたいんですが、このイザヤ書に出てくる『ほふり場に引かれて
　　　　　　　いく羊のような』人って一体、誰の事なんですか？」

　　ピリポ：「これは実はイエス・キリストの事なんですよ！真っ白な小羊が殺されるように、
　　　　　　　イエス様はあなたの身代わりに、罪の罰を受けて死んで下さったんですよ。」
　　　　（そうやってピリポさんは、イエス様のお話、十字架の救いのお話をしてあげました。
　　　　　役人さんもとても真剣な顔で、一つ一つうなづきながら聞きました。）

　　役人　：「ピリポさん、私はクリスチャンになります。ちょうどそこに池があります。私は
　　　　　　　バプテスマを受けたいのですが、いいでしょうか？」

　　ピリポ：「あなたが真心から信じるというなら、受けてかまいません。」

　　役人　：「私は、イエス・キリストを神の子と信じます！」

　　ピリポ：「アーメン。　父と子と聖霊との名によってあなたにバプテスマを施す！」
　　　（その後、聖霊がピリポをどこかへさらって行きました。役人は喜んで旅を続けました）


２．そういう風に、聖霊様は今でも心に語りかける事があります。「今、あの人にイエス様の事を話してあげなさい！」と。

　　実は先週、まさにそういう事がありました。神戸に、私が昔からよく行く趣味の店があるんですね。神戸で会議があったので、その帰りに店によりました。いつもは店長と趣味　の話でもりあがった後、帰りがけに教会のトラクトを渡して「また読んで下さい」というだけでした。ところが、どういう訳かその日はその店長から色々質問が出たんですね。私はそれらの質問に答えながら、結果的に聖書の一番大事な部分、イエス様の救いを一通り全部、語ってたんですね！人間の罪について、天国と地獄について、イエス様の身代わりの十字架いついて。その店の中で。

　　自分でもビックリしながら、「アレ、なんか思いっきりイエス様の救いを語ってるぞ」と思って。しかもスゴイ真剣に聞いておられるのです。

　　その時に「アレ、まさか聖霊様はこの人を救いに導こうとしておられるのか？！」と思いました。でもどうやら聖霊様が「この人を今、救いに導きなさい」って言っておられるのに間違いないと思ったんですね！それで思い切って「イエス様を信じませんか」って聞いたら、深く納得したように「…信じます。」と言われたのです！私が驚きました。
　　そして店の奥で、罪の悔い改めとイエス様を信じるお祈りを一緒にしたんですね！


３．私は本当にビックリしましたけど、本当に聖霊様の導きだったと思うんです！
　　だから、今でもそうです。聖霊は今も人を救いに導かれるんです！　さっきのピリポさんの時と同じように、今でも聖霊様は「あの人の所に行きなさい！」「今、あなたがあの人にイエス様の事を教えてあげなさい！」「あなたがあの人を、今イエス様を信じるように導きなさい！」って、心に語りかけられるんです！

　　例えば、もし目の前におぼれてる人とかがいたら、「えー、ちょっと待って、ボク助けるの下手だから、苦手だから。他の人呼んでくるから」って言ってられません。その辺に落ちてるロープを投げたり、棒に捕まらせたり、ドタバタしながら何とか助けようとすると思うんです。誰もスーパーマンみたいに格好良くは助けられません。バタバタしながら、何とか助けようとするんです。上手にイエス様の事を話そうと思わなくていいんです。なぜペンテコステの日に聖霊様が下られたのか、それはイエス様を信じてる皆さんを用いて、人をイエス様を信じる救いに導くためです！（26節、31節、35節、37節）




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