2006年5月7日

使徒行伝　9章1〜5節

　　　　　　　　　　     　　　　  　 ＜ イエス様に出会ったサウロ ＞

「『主よ、あなたは、どなたですか』と尋ねた。すると答えがあった、
　『わたしは、あなたが迫害しているイエスである』。」（使徒行伝　7章55節）


１．この前はイースターでしたね。イエス様は復活された後、弟子たちに「天から聖霊様が下って来られるのを待ちなさい」と言われながら、天国に帰って行かれました。
　　そうして弟子たちが一生懸命お祈りしながら待っていると、約束の聖霊が一人一人の上に下りました。そしてお弟子さんたちはイエス様のことをどんどん人々に伝えて、たくさんの人がイエス様を信じるようになりました。こうして最初の教会が誕生しました。

　　ところが、その教会を迫害する人たちもいました。その一人に、サウロという人がいました。サウロは誰よりもクリスチャンを憎んでいました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【人形劇】

　　サウロ：「ガオーッ。俺はサウロ。俺は悪者みたいに見えるかも知れないがそうじゃない。
　　　　　　　　俺は誰より神様に従おうとしてるんだ。信仰熱心なんだ。ところで、最近クリスチャン
　　　　　　　　という奴らがいる。イエスとかいう男を神様の息子だとか言って、信じてやがるんだ。
　　　　　　　　ただの人間のくせに「神様の息子」だなんて、神を侮辱してるっ。
　　　　　　　　絶対にゆるせないっ。死刑にしてやる！クリスチャンは俺が一人残らず、
　　　　　　　　とっつかまえてやる。ガオーッ」

　　弟子達：「ウワー、サウロが来たーっ」

　　サウロ：「ビシッ、ビシッ…。よし、全員捕まえてやった。次はダマスコに行くか。
　　　　　　　　あそこにもクリスチャンたちが集まってるらしい。」

　　　　・・・ところがその道の途中、突然、天からとてもまぶしい光がさしてきました・・・

　　サウロ：「ウワー、まぶしいっ。」

　　イエス：「…サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか…」

　　サウロ：「あ、あなたは一体どなたですかっ」

　　イエス：「…わたしは、あなたが迫害しているイエスである…」

　　サウロ：「ええっ？ああ、目が、目が見えないっ」

　　　　　　　・・・さて、ダマスコにアナニヤというクリスチャンがいました・・・

　　イエス：「…アナニヤよ…」

　　アナニヤ：「あ、イエス様だ。は、はい。私でございます」

　　イエス：「…ユダの家にサウロという者がいる。彼の所に行きなさい。
　　　　　　　　彼は今、祈っている…」

　　アナニヤ：「え？サウロって、あの恐ろしい迫害者のサウロですか？
　　　　　　　　　と、とんでもありません」

　　イエス：「…彼は、わたしの名を多くの人々に伝える器として、わたしが選んだ者
　　　　　　　である。さあ、行きなさい…」

　　　　　・・・サウロは目の見えないまま、祈って考えていました・・・

　　サウロ：「イエスというお方は、本当に神様のみ子だったんだ！　それなのに、俺は
　　　　　　　今までイエス様とクリスチャンを憎んできた。なんという事をしてきたんだ。
　　　　　　  この目と同じように、心の目が見えない者だったんだ。イエス様、私をゆる
　　　　　　　 して下さい・・・」

　　アナニヤ：「（おそるおそる）サウロさん。あなたは道の途中でイエス様に会いました
　　　　　　　　ね。」
　　　　　　　　「私はイエス様から遣わされてきました。あなたの見えない目が見える
　　　　　　　　　ようになるため。そして聖霊に満たされるために。」

　　　　　　・・・すると、サウロの目からウロコのようなものが落ちました・・・

　　　サウロ：「み、みえる、見える！」

　　　アナニヤ：「あなたは兄弟サウロです！あなたもイエス様の弟子、私たちの兄弟、
　　　　　　　　　　家族です！」


３．こうして、前はイエス様を信じないで、クリスチャンを憎んでいたサウロさんも、イエス様に出会って、心をイエス様の光で照らされた時に、罪を悔い改めて、心の目が開いて、全く新しい人に生まれ変わったんですね！そしてイエス様のことを誰よりも熱心に人に伝える人になりました！（聖書のたくさんの手紙はサウロさんが書きました。）

　　イエス様の光に照らされるまでは、人は誰でも心の目が見えません。でもイエス様の光に照らされる時に、どんな罪人でも、新しく造り変えられる事が出来るのです！



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