けれども、素晴らしい事は、一見マイナスと思われるそういう出来事を通して、イエス様は必ずそれをプラスに変えて下さる！災いと思われる悪魔の攻撃でも、それをきっかけとして、更に教会を、また一人一人を成長させて下さるのです！それが神様のみわざの素晴らしいところです！
３．2〜4節。使徒達の働きを助け、使徒達の本来の務め、すなわち、祈りと御言のご用が妨げられる事なく、存分に果たされるように祈り支え、教会の歩み、運営が停滞する事なく進められるために、７人の信徒リーダー、今で言うなら教会役員が初めて選ばれる事になりました！
さあ、ここでどういう人が選ばれたか、そのポイントを見てみましょう。3節、「御霊と知恵とに満ちた、評判のよい人」。もし一般の会社とかで役員のような人を選ぼうとするなら、それこそ知恵に満ちた、賢い優秀な人を選ぶのでしょう。
けれども教会の役員や奉仕者は、知恵があれば、賢くて仕事の出来る人であれば良いというのでは無いんですね。まず必要な事は、御霊に満ちていること！イエス様を第一とし、自分の思いよりもイエス様のみ心に従おうとする人。日々、聖書を読んで祈り、イエス様と交わりながら生きている人。5節を見るならば、「信仰と聖霊とに満ちた人ステパノ…」とあります。
よくある事ですが、頭はいいけど信仰があまりない人だと、役員会などで話が進まないという事があります。例えば新会堂建築。なまじ頭は良くて、色んな計算を頭でするんですけども、信仰がないので恐れてしまって、前に一歩進めない、という。だから、知恵だけではダメ。信仰と聖霊に満ちていなければならない。
ソロモンも、神様に何が欲しいと言われた時、知恵を求めた。それも悪くは無かったかも知れないが、けれども知恵だけでは彼は堕落してしまった。最後は回復したでしょうが。彼がもっと求めるべきだったのは、聖霊様に満たされる事だったでしょう。
４．さあ、そのように「信仰と御霊と知恵に満ちた」七人の役員が選ばれ、そして彼らが教会のそれぞれの賜物に応じて奉仕を担っていった結果、どうなったか。7節。
つまり、教会の歩みはいよいよ前進していった、という事です！
まあある意味、当然の事です。使徒達に何でもかんでも出来る訳ないんです。人数が増えてきた教会の雑用からすみずみの事まで出来る訳ないんです。今の教会もそうです。牧師と牧師夫人だけで何から何まで出来る訳ないんです。そうしてる教会は、おかしい。
教会というのは、教会につながっている、キリストの体の一部である一人一人が、何かしらの教会の働きを担うんです！それが本当の教会、それが健全なキリストな体！
どんな小さな奉仕でも、一人一人が主の働きを担う時、そして御霊によって心を込めてしていく時、教会はいよいよ前進し、御言は広まっていくのです！
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