「神様が今、何を語れと言っておられるか」、それを間違わないように、しっかり聞いて語ろう！ そういう思いで語り続けていった時に、自分でもいつからか分かりませんが、目をつぶってメッセージするようになっていました。
２．皆さん、御言を語るっていうのは、そんなに簡単な事ではないんですよ。スゴイ、エネルギーがいるんです。
それから皆さん、勘違いしておられるかも知れませんが、メッセージっていうのは、皆さんのリクエストに応えてするものではありません。勿論、皆さんの魂の必要に応じて語るという側面はあります。でもそれは、二番目です。
メッセンジャーにとって一番大事なことは、神様が語れというから語るんです！！！
私は、神に語れと言われてるから語ってるんです！ 誰に頼まれてる訳でもないっ。
人はね、色んな注文をしてきます。信徒が１０人いるならば、十人十色の、自分の理想とする牧師像があります。牧師にはこうあって欲しいという、それぞれの理想像をもってる。そして、牧師をそれにあてはめたいと願う。ところが、自分の願った通りの牧師でなければ文句を言う。批判する。色んな教会で起きてる問題の半分はそういう事じゃないですか？
色んな注文があります。牧師にはもっと優しくあって欲しいという人があれば、もっと厳しくあって欲しいという人があり。もっと分かりやすいメッセージをしてくれという人があれば、もっと難しいメッセージをしてくれという人があり。もっと短くとか、もっと長くたっぷりとか。その他、色々ありますよ。自分にとって気に入るメッセージの場合は、「今日のメッセージ良かったですよー」。そうでない時は、「耳が痛い」と。
一体、牧師はどうすればいいのかっ。
牧師はみんな寛容ですからね、できる限り応えたいと思ってます。多くの牧師が、色んな人のリクエストに答えようとして、色んな事に気を遣いながら、そして自分を見失ってしまう、「自分は何をしてるんだろうか・・・」。
３．でも答えは簡単です。 神様のリクエストに答える事に集中すればいいのです！
だって神様によって立てられ、神様から遣わされてるんだから！
さあ、最後のお願いです。最初のお願いは無理なお願いでした。でも最後のお願いは、無理ではなく、出来るお願いです。それはエペソ人への手紙6章19，20節。今日の題につけたように、これはパウロが願った祈祷課題です。
実は使徒行伝を見ていきますと、使徒たちが「大胆に御言を語った」という様な言葉がいっぱい出てきます。なぜパウロは、大胆に御言を語れるように祈って欲しいと頼んだのか。それはパウロでさえ、ともすれば恐れたからです。あるいは、悪魔が大胆に御言を語るのを邪魔しようとしていたからです！当然でしょうね。悪魔は、御言が大胆に語られるのを邪魔する訳です！この10節から、悪魔との戦いの事がずっと語られています。(10〜20節)。そんな中、パウロは迫害されて、牢屋にいれられていました。
（19、20節）。これがパウロの祈祷課題であり、はるおの祈祷課題でもあります。
そして全ての牧師たちの祈祷課題です！神が語れと言われる神の言葉を、しっかり受け取り、臆する事なく、堂々と、まっすぐに語ること！語る姿・形はどうであっても、大胆に、思いっきり語れるように、皆さん、いつも祈って下さい！！！皆さんの母教会の先生のためにも！皆さんの祈りが必要なんです！！！