2005年12月25日

ヨシュア記24章14〜18節

　　　　　　　　　   　　　　　　　　　　　　＜ これからも主に仕える ＞　

「ただし、わたしとわたしの家とは共に主に仕えます。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　  　（ヨシュア記24章15節）



１．２００５年もこうして最後の礼拝を迎えました。今年はどういう一年だったか、一言で言うなら、「良い事もあり、大変な事もあった一年だった」と言えるでしょう。

　　必ず、どんな年にも、この両面があると思います。どっちかだけという事はあり得ない。

　　今年は悪い事ばっかりだったと思う年も、よく振り返ってみるならば、必ず良い事があった筈です。そしてまた、どんな年にも大変な事があった。過去形ではなく現在進行形で、今まさに大変な中にあるという方もおられるでしょう。でも、それは「悪い事」ではありません。苦しむかも知れない、悲しむかも知れない。でも、それも神様にあっては最終的には益（良い事）に変えられる。　だからそれは大変だけれども、悪い事ではないと信じて頂きたいと思います。それはまだ神様の計画の途中。途中経過に過ぎないのです。

　　ヤコブの手紙5：13には「あなたがたの中に、苦しんでいる者があるか。その人は祈るがよい。喜んでいる者があるか。その人は、さんびするがよい。」 とあるように、一年を振り返って、感謝すべき事を感謝し、祈るべき事を祈ってまいりましょう！


２．さて、今年の１月からヨシュア記をずーっと開いてきた訳ですが、今日、その最後の部分を開いて締めくくりたいと思います。イスラエルの民と共にずーっと先頭に立って戦ってきたヨシュアでしたが、いよいよ年が老いて、地上での役目を終えて天国に帰る日が近づきました。そこでヨシュアは最後の遺言とも言うべきメッセージを語りましたのが今日のところです。まず23章6〜16節。そして24章からは、これまで神様がイスラエルをまるで羊飼いが羊の群れを導くように導いて来られた事が語られています。それは今年一年を振り返るどころではなく、７５０年ぐらい振り返っている訳です。

　　この中に「導き」や「与え」という言葉がたくさん出てきます。一から信仰をもち始める所から、　主によって導かれ、色んな所を通りながら導かれ、そしてまた様々な祝福を与えられ、子孫を与えられ、住むべき所を与えられ、恐ろしい数々の敵から守られ、のろいを祝福に変え、一つ一つの戦いや勝負で勝利を与えて下さった。


３．そうやって今日まで、全て神様の恵みによって歩んで来た！さあ、ではこれからはどうなのか？！どうやって歩んでいくつもりか？！（14〜15節）

　　今日まで導いて下さったこの恵みの神様を、畏れ敬い、心から真実・真心をもってこれからも主に仕えなさい！！！　それが嫌だと言うなら、この神様に使えるのが不満だと言うなら、偶像だろうが悪魔だろうが、この世の中だろうが、自分自身だろうが、自分が仕えたいものを好きに選んで、自分の好きな生き方を勝手に選びなさい。

　　「ただし、わたしとわたしの家とは共に主に仕えます」！

　　ヨシュアの言葉が冷たく聞こえるかも知れません。　でも、つくづく思うんですが、結局、自分の人生を選ぶのは自分です。　自分の人生の最終的責任は自分にある。周りが色んなこと言ったって、あるいは心配してウルサク言ったって、結局自分の生き方で決めるんです。自分で選ぶんです。私は牧師ですから、神様の御言を伝えるのが役目です。でも、私が人の分まで信じてあげる事はできないし、自分の生き方を選ぶのは自分です。

　　クリスチャンになるのか、ならないのか。あるいは同じクリスチャンでも、主に仕えて自分の十字架を負って生きるのか、イエス様だけに十字架を負わせて生きるのか。


４．さあ、これから、そして来年、どう生きるのか。　皆さん、それぞれ自分の生き方をきょう選んで下さい。私は、ヨシュアのようにこう言いましょう。

　　「わたしも、わたしの家も、共に主に仕えます」。



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