2005年10月30日

ヨシュア記　21章43〜45節

　　　　　　　　　　　　           　　　　＜ 真の安息の地 ＞　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  
「 「主は彼らの先祖たちに誓われたように、四方に安息を賜わったので、
　すべての敵のうち、ひとりも彼らに手向かう者はなかった。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヨシュア記21章44節）



１．ヨシュア記とはどういう物語かというと、一言で言えば、約束の地、カナンの地を目指し、そこを獲得するという物語です。　ヨシュアを先頭に立てて、神様の言葉に聞 き従い、ヨルダン川を渡り、多くの困難な闘いを戦いながら、 ついにカナンの地を 獲得し、それを皆に分け与える事ができました。(４３節)

　  神様がカナンの地をイスラエルに与える、という約束を最初にされたのは、この時 から、ざっと７００年前、アブラムさんにその約束をされました。(創世記13章14節〜 18節）


２．今度はヨシュア記の最初、１章１３節を見てみましょう。そのカナンの地は「安息の場所」だ、と。人間にとって一番必要なのは、安心して暮らせる場所、「安息の地」です。

    イスラエルの民は、その安息の地を得た。（21章43節〜45節）　戦いを挑んでくる 敵もいなくなったので、平和になった。でも、これも一時的な平和であり、一時的 な安息です。 勿論、これは完全な安息ではないし、永久の安息の地ではありません。

     前にも言った通り、このカナンの地っていうのは天国のモデルなんですね。このカナンの地を目指して旅をし、獲得し、カナンの地を分配して、そこに皆で住むっていうのは、 天国を目指す信仰の旅を象徴し、悪魔や誘惑と戦って信仰を守り抜き、そして天国を与えられて天国に住むという、その事を象徴してる物語なんですね！本当の安息の地・完全な安息の地がこの世のどこかにある訳は無くて、 それは天にある訳です！私たちはそこを目指している訳です！！！


３．実は聖書全体が、「安息の地を失った人間が、安息の地を回復する話・メッセージ」なんです！！！

    元々、人間は安息の地にいたんです！神様に造られた時、神様の安息の下に置かれていたのです！ 神様が天地を創造され、一番最後に人間を造られた。そして７日目に休まれた。安息された。その安息の中に人間はいたのです。その場所の名前は「エデンの園」。

    何の心配も無く、恐れも無く、神様の愛に包まれて生きていました。・・・けれども、その神様に背いて、その結果、エデンの園を追い出されてしまった。失楽園。 そうして安息の地を失ってしまった人間が、罪の現実を思い知らされながら、けれども、そこで救い主に導かれて安息の地に回復していくという、 ・・・それが聖書全体に語られている、壮大なメッセージです！！！全ての人間は、安息の地を失ってるんですね！ 安息の地に回復しないといけない！ 故郷に戻らなければいけないのです！！！


４．「ヨシュア」という名前はヘブル語ですが、それをギリシャ語にすると「イエス」になります。「主は救い」という意味です。　ですから、正にヨシュアはイエス様の事を指し示すモデルなんです。　ヨシュアがイスラエルの民をカナンの地に導いたように、私たちはイエス様によって、天の真の安息の地に導かれて行くのです！！！

     私たちはこの地上にいる間でも、イエス様によって安息を得られます！
     ピリピ人への手紙4章6，7節。「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈りと願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げる がよい。そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。」



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