あなたは「希望」を持っておられますか？
人間はただでさえ失望しやすい者かも知れませんが、どこを見ても将来の見えない今の世の中にあっては、なおさら希望を持つ事は難しいかも知れません。周囲の人々を見ても、失望してしまっている人も多く、心が痛みます。
そんな失望と不安の中、様々なものに依存してしまう人も多いようです。アルコール依存、ギャンブル依存などはもとより、最近はソーシャルゲームに依存し、多くのお金と時間をそこに費やしてしまう人も増えているようです。またスピリチャルブームで、パワーストーン、風水、占いに依存し、中にはもはや何も自分で決められず、全ての事を占い師に決めてもらう人もいるそうです。
人間は弱い存在ですから、何かに頼らずにはおられません。それは当然の事だと思います。 ただ問題は、慌てて頼るべきものを間違えると、返って身を滅ぼし、更に深い絶望に落とされてしまうという事です。 「溺れる者はわらをもつかむ」と言いますが、わらをつかんでも助かりません。 「自分が頼っているものは、本当につかまっていて大丈夫なのか、そこに本当に『希望』をもつ根拠があるのか？」という事を落ち着いてよーく考える必要があるのではないでしょうか。
「聖書」は今も世界中で最も多くの人に読まれ、読まれているだけでなく「真の神様の言葉」として信じられている本ですが、その中の一節にこうあります、
“希望は失望に終ることはない。 なぜなら、私たちに賜わっている聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからである。”（ローマ人への手紙５章５節）
ここに「希望の根拠」が記されています。それは「本当の神様の愛」が私たちに注がれている、という事実です。そして、その最大の愛が最も具体的な形で表されたのがクリスマスの出来事です。父なる神様は最愛のひとり子「イエス・キリスト」を救い主として私たちの元に人間の姿でつかわして下さいました。それは私たち人間を罪による滅びから救うためでした。（詳しくは、ぜひ教会のホームページをご覧下さい。）
とにかく、「そのような神様の愛で自分は愛されている」という確信を持つ時、失望しそうになる様々な出来事が現実に起きたとしても、その先に希望を持つ事が出来るのです！ 私自身もこの神様を信じて、希望が失望のまま終った事はありませんし、まだ結末の見えていない事にも、希望と期待を持つことが出来るのです。なぜなら、神様は愛する者を見捨てられる事はないからです！ そして、この救い主イエス・キリストを信じる者には、神の国に入る１００％の希望が与えられているのです！
言葉足らずですが、どうしてもあなたにもこの「真の希望」を持って頂きたいのです！
なぜなら、あなたも 本当の神様に愛されているからです！
神様に愛されながら、一歩一歩 （３０代女性）
私は子どもの頃から、姉と妹と三人で教会に行っていました。その頃はただ楽しくて行っていました。16歳になった時、教会の友達みんなが洗礼を受けたので、私は深く考えずに洗礼を受けました。やがて大学に入った時、クリスチャンの先輩が救いの要点が書いてある小冊子を紹介してくれました。その時初めて、クリスチャンになるという事の意味を知りました。そんなスタートでした。
ところで、私には子どもの頃からの教会の友達の中で、すごく優秀な人がいました。私は最初、彼女が大好きで憧れていました。神様も、きっと私より何でも出来て信仰も深い彼女の事をもっと愛しておられるだろう、と思いました。
大学２年の時、教会の冬のキャンプに参加しました。私はその頃、その彼女が大嫌いになっていました。妬みもとても強かったと思います。でも誰にも言わず、一人で心の中で非常に葛藤して苦しんでいました。キャンプ中に自由にお祈りをする時間があり、彼女が私に「一緒に祈りましょう」と言ってきましたが、彼女が大嫌いだった私は祈る事が出来ませんでした。その時、彼女が祈りの中で言いました、「神様はあなたに言われます、『愛する娘よ、わたしは誰よりもあなたを愛している』と。」 私はなぜか、涙が止まらないくらい泣いて、私を愛しておられる神様の愛を初めて感じました。それから私はその友だちが嫌いだった気持ちが無くなりました。
しかし、なお私の心には彼女のような才能が欲しいという思いが根強くありました。心が空しく渇いて、熱心に神様を呼び求めて祈り続けました。 ある日、心の深い所に神様の語られるような声が聞こえました。それはこのような聖書の言葉でした。
「互いにこの事（謙遜）を心がけなさい。これはキリスト・イエスのうちにも見られるものです。」
（ピリピ２：５）
神様が私の呼びかけに答えて下さった事がとにかく嬉しくかったのですが、なぜこの言葉が心に語られたのか、その意味をあまり深く考えませんでした。しかし、改めて考えると、私は才能が欲しいとか、素晴らしくなりたい、高くなりたいと願いましたが、イエス様は私にへりくだる事、自分を低くする事を願われたのではないかと思います。
（牧師解説…イエス様は誰よりも高い神の御子なのに、私たち人間を救うため、私たちと同じ弱い人間となり、低い地上に下りて来られ、貧しい馬小屋で生まれ、最も惨めに見える十字架にかかられ、死んで陰府（よみ）にまで下られました。どんなにどん底にいる人をも救うために、徹底的に自分を低くされたのです。）
こうして私は以前よりも、神様が本当におられる事や、神様に愛されている事がだんだん解ってきました。けれども日曜日以外の日常生活の中では、心の中にあまり神様がありませんでした。食事する時は習慣的に祈り、日曜日は必ず教会に行くけど、その以外の時間とそれ以外の場所では、前々神様を求めていませんでした。
しかし私は変わりたいと思いました。仕事上でも上手くいかない、恋人も出来ない、頑固な性格も本当に嫌いで、そんな自分に失望していたからです。
その頃、牧師先生が聖書を勉強するための本を下さいました。その１ページを読んだ時、なぜ私はいつまでも変わらないのか、気がつきました。私は自分の全てをイエス様に任せていなかったのです。私の信仰は一部分だけでした。イエス様を日常の中で意識する事も、経験する事も全然無かったのです。
それから私は普段の何気ない日常の中でも、何でもイエス様に話しかけるように祈るようにしました。まるで子どもがママに話すように。服を着る時も、仕事をする時も。「イエス様、今日は何を先にしたらいいでしょうか」と。イエス様はいつも心に静かに教えて下さいます。私はだんだん変わっていきました。私の周りの人たちも状況も何も変わらないけれども、イエス様と一緒に周りの全ての事を見たら、以前は問題だった事も問題と感じなくなりました。 そして、もう自分の事をそんなに嫌いではありませんでした。私の抱えている事を全部をイエス様に渡したら、神様は私にもイエス様の中にある平安や恵みを下さったのだと思います。これを書きながら、神様が今まで私を導いて下さった事をたくさん思い出し、感謝でいっぱいになりました。これからも教会の皆さんと共に一歩一歩、歩んでいきたいです。
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