2018年7月8日

ローマ人への手紙　8章31〜39節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 神はわたしたちの味方 ＞


　アダムが神から離れた以来、人間は皆、寂しがり屋になったかも知れません。誰かを自分の味方に付けようとする本能があるようです。私の味方がいると安心しますが、私の味方がいないと不安になり、自分の味方になってくれる人を探します。３１節に神がわたしたちの味方だと書いてあります。神が私の味方なので、心配はありません。心が平和です。神が私の味方なので、恐れることもありません。勇気が溢れます。


１．御子をくださいました。
　神が私たちの味方であることをどうやって分かりますか？　その答えは32節です。御子イエス様でさえ、惜しみなく下さいましたので、その他のものは何でも、惜しみなく下さいます。イエス様の十字架こそ、神が私たちの味方である証拠です。３２節を信じ、実際経験された方は主に感謝し、主から頂いた分、惜しみなく捧げられるようになります。神が私の味方だという信仰が強くなると心が豊かになります。いかなる状況に置かれても満足します。豊かな時には豊かなので、満足、足りない時には、足りなくても満足します。


２．訴えられる、さばかれる、切り離されることがない。
　33節、34節、35節に三回続けて、「だれが」から始まります。三回連続の「だれが」なので、とても力強く強調しています。何がではなく、だれが、なので、人格ある存在です。神に私たちを訴える存在、さばこうとしている存在、愛から切り離そうとしている人格ある存在は誰でしょうか？

　それはサタンです。33節の「訴える」、「義とされる」、34節の「罪に定める」などの言葉は法廷用語です。私たちは被告人、神は裁判官、サタンは検事、イエス様は弁護士です。検事の役割をするサタンは私たちを裁判にかけるため、起訴します。33節の訴えることが起訴して裁判にかけることです。検事は刑を要求します。サタンが私たちの罪に対して求めた量刑は死刑です。このままだと死刑になるしかありません。しかし、神が私たちの味方です。裁判官である神は私たちを義と認めてくださいました。死刑と宣告はされましたが、イエス様が代わりに死刑になられたので、その代わりに私たちは義とされました。義とされた今も弱さがあり、罪の中にさまようときさえあります。しかし、主は今も私たちを取りなしてくださいます。神は私たちの味方であることは変わりません。だれも神の大きな愛から私たちを引き離すことはできません。

　３５節：「だれが、キリストの愛からわたしたちを離れさせるのか。患難か、苦悩か、迫害か、飢えか、裸か、危難か、剣か」


　 神に大事にされていることを悟るのはとても大事です。神に大事にされていることを分かるとこれ以上味方を探さなくなります。誰かを味方にしようとするくせもなくなります。神に愛されていることが分かると心が平安になります。



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