2017年9月24日

ヨハネによる福音書　15章12〜17節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ イエス様と私の三つの関係 ＞


　私たちとイエス様の関係を現す言葉には何があるのでしょうか？　イエス様と私たちの関係を現す言葉を見れば何の関係なのかがはっきり分かります。今日はイエス様と私たちの関係を現す三つの関係を三つの単語で考えてみましょう。


１．友達関係
　友達の中でもすべての秘密を分かち合える関係の友はそんなに多くありません。13節と14節を見ますとイエス様は弟子たちを友と呼んでいます。弟子たちだけではなく、私たちもイエス様と友です。友のために出来る最高の愛は自分の命を友のために捨てることです。イエス様は実際にこれを実行されました。私たちのために命を捨てられたイエス様のために私たちが出来る最高の愛はイエス様に従うことです。14節

　私たちがイエス様を友だと決めたのではなく、イエス様が私たちを友だと決められました。それでは、私たちはこの提案を受け入れますか？　私たちはイエス様を真の友として受け止めていますか？　これからも変わらない友として認めますか？　何でも友であるイエス様に相談しますか。いつでも従いますか？　イエス様は命をくださることによって、私たちの友であることを証明されましたが、私たちはそれに答えて、私たちもイエス様の友であることをこれから証明しなければなりません。


２．先生と弟子の関係
　イエス様は私たちの先生です。私たちはイエス様の弟子です。先生であるイエス様が弟子たちに教えられた最高の教えは互いに愛し合いなさいです。
12節「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互に愛し合いなさい。」
17節「これらのことを命じるのは、あなたがたが互に愛し合うためである。」

　私たちもイエス様の友であるなら、互いに愛し合わなければなりません。私たちが互いに愛し合う方法は何でしょうか。隣人を愛することです。イエス様に愛されている認識がないと隣人を愛することは不可能です。ですから、イエス様に愛されている認識が何よりも重要です。イエス様に十分愛されている認識があれば、自然に隣人を愛することが出来ます。それでは、イエス様はどのように弟子たちを愛して下さいましたか？　ヨハネ１３：１２−１５

　ヨハネ１５：１６を見ますと弟子たちがイエス様を先生として選んだのではありません。イエス様が１２弟子たちを選びました。私たちもイエス様を先生として選んだのではありません。イエス様が私たちを弟子として選んでくださいました。イエス様が私たちを弟子として選ばれましたが、それでもこれから弟子として生きるかどうかの選択肢を私たちにくださいました。これから、イエス様の弟子として生きたいと願う人に「自分の十字架を背負いなさい」と命じられました。マタイ１６：２４
それでは私たちはどうしましょうか？　これからもイエス様と先生と弟子の関係を続けますか？　ここで終わりにしますか？


３．主人としもべの関係
　イエス様と私たちの関係を現す三つ目の言葉は主人としもべです。しかし、15節を見ますとイエス様は弟子たちをこれからは僕と呼ばないと言われました。僕ではなく、友と呼びました。イエス様は私たちを僕だとみておられません。とても感謝です。ところで、イエス様の弟子たちは皆、自分たちのことを紹介する時、イエスの友だと紹介しているところは一つもありません。イエスの僕だと喜んで紹介しています。例えば、
パウロ　ローマ１：１「キリスト・イエスの僕、・・パウロから」
イエス様の他の弟子たちも皆、同じ認識を持っていました。

ヤコブ１：１「神と主イエス・キリストとの僕ヤコブから」
IIペテロ１：１「イエス・キリストの僕また使徒であるシメオン・ペテロから」
ユダ１：１「イエス・キリストの僕またヤコブの兄弟であるユダから」


　 イエス様とこのような三つの関係、いかがでしょうか？　イエス様と友達関係、先生と弟子の関係、主人と僕の関係。これらの関係の共通点は関係の深さ、親密さです。何でも知っている、イエス様の御心をよく知っている、命でさえ惜しみなく差し上げる関係を意味します。このような関係であることに喜びがありますか。パウロはプライドがありました。イエス様とこのような関係になると居心地が悪いですか？　その方はイエス様との関係において何か問題があります。



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