2016年9月25日

使徒行伝　16章6〜10節

　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 宣教の主管者、三位一体の神さま ＞


　今日のみことばを見るとパウロ宣教チームの主管者は三位一体の神さまです。神さまはパウロとそのチームをアジアからヨーロッパに移されました。宣教地を変える大事なことなので、三回連続して教えて下さいました。パウロ宣教団は宣教の主管者で三位一体の神さまに従いました。


１．宣教地の変更：アジアからヨーロッパへ
　宣教の場所を決めるのは人間ではなくて、神さまです。パウロは改心してから長い時間、アジア中心に伝道しました。しかし、ある日から突然、宣教の場所をアジアからヨーロッパに移しました。彼の意志ではなくて、三位一体の神さまがそのように導かれたからです。

今日の箇所には三位一体の神さまの働きが書いてあります。
6節「アジヤで御言を語ることを聖霊に禁じられたので」
7節「イエスの御霊がこれを許さなかった」
10節「神がわたしたちをお招きになったのだと確信して」

　宣教の主管者は三位一体の神さま、宣教の働きに用いられるのは人間です。大事な方向性を決めるのは神さまです。


２．確信するまで教えられる三位一体の神さま
　宣教地を変えるのは重要なことなので、三位一体の神さまは三回連続してパウロに教えられました。
6節「聖霊に禁じられたので」、
7節「イエスの御霊がこれを許さなかった」
9節「パウロは一つの幻を見て・・・神がわたしたちをお招きになったのだと確信して」

　9節は私たちも分かることですが、6節と7節は具体的に何を意味するのでしょうか。「聖霊が禁じられた」、「イエスの御霊がパウロに許さなかった」と書いてありますが、具体的に聖霊様が現れたのか、イエス様が現れたのか、或いは迫害者から妨害されたのか、おかしいな、おかしいなということが継続して起きたか、具体的には分かりません。大事なのは彼らが確信するまで教えてくださったことです。

　その確信はヨーロッパに移っても同じでした。パウロはヨーロッパに行って伝道した時も順調ではありませんでした。パウロがヨーロッパに行った時も、妨害され、おかしいな、おかしいなということが何回もありました。しかし、ヨーロッパで伝道活動が妨害されても、パウロはヨーロッパ宣教を諦めようと全然考えていませんでした。妨害されればされるほど神さまの導きだと確信しました。アジアと状況は同じなのに今回はヨーロッパ伝道を続けるのが神さまの御心だと信じました。神さまからの確信があったからです。環境や状況によって変わるのではなくて、神さまが分かるように確信を与えてくださいます。

　ところで、私たちは何をもって神さまの導きを確信しますか？　私たちには東京教会を守るために一人一人の確信が必要ですが、私たちにはその確信がありますか？　「この教会は神さまが私に下さった教会だ」という確信が必要です。これから自分の生活場所が変わると奉仕する教会も変わるでしょう。しかし、この地域に住んでいる限り、神さまが下さった教会だという確信、そして、自分自身のように教会を愛し、大事にする確信が必要です。


３．ただちに従うパウロ宣教団
10節「確信して・・ただちにマケドニヤに渡って行くことにした」
　神さまの御心が何なのか確かめる時には慎重でしたが、明確に表れた時にはただちに従うパウロでした。パウロは彼一人だけではありません。シラギ、ルカ、その他にも幾人かがいます。団体なので動くのに、準備する時間がかかると思いますが、しかし、彼らはパウロを中心に素早く動きました。

　 主から確信を頂いた人に残っている課題は従うのみです。



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