2015年8月23日

ヨハネによる福音書　13章18〜23節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 神からの四つの愛 ＞


（１）「わたしがあなたがたを愛したように」
（２）「あなたがたも互いに愛しなさい」

　弟子たちにとって「互いに」はとなりにいる他の弟子達のことです。それでは私たちにとって「互いに」は誰ですか？　友達です。親と子どもです。兄弟が互いです。夫婦が互いです。私たちの人間関係は互いに愛し合う関係でなければなりません。親子も互いに愛し合いながら、兄弟姉妹と互いに愛し合いながら、夫婦も互いに愛し合いながら、友達とも愛し合う関係でなければなりません。すべての関係が互いに愛し合うことを主は望んでおられます。

　しかし、これらの愛の中で一つだけで満足せざるを得ない人もいます。なぜなら、現実は互いに愛し合う関係もあれば、互いに憎んでいる関係もあるからです。近い関係なのに傷もあります。その理由は互いに罪があるからです。ですから、神は私たちに四つの愛のモデルを見せて下さいました。

　旧新約聖書を通して神が私たちに見せて下さった愛の形は代表的に４つくらいです。
（１）神は私たちを友として愛して下さいました。
（２）神は私たちを夫として愛して下さいました。
（３）神は私たちを親として愛して下さいました。
（４）神は私たちを神として愛して下さいました。


（１）友との愛
ヨハネ15章１３−１４
「人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない。あなたがたにわたしが命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である。」

　イエス様が私たちを友のように愛して下さいました。その愛を分かっている人は友達と互いに愛し合うことも出来ます。


（２）男女の愛
　聖書は神と人間との深い関係を説明するために夫婦関係の言葉を使っています。神は夫、人間は妻、イエス様は新郎、私たちは新婦のたとえを使っています。イエス様は私たちを夫婦のように愛して下さいました。イエス様のその愛を知っている夫婦は互いに信仰によって互いに愛し合うことが出来ます。


（３）親子の愛
　神は私たちを子どものように愛して下さいました。神は私たちの父であり、私たちは神の子どもです。親の愛がどれほど大きなものなのか悟れば父なる神の愛がどれほど大きなものなのか分かります。私たちにはこれらの愛が必要ですが、非常に残念なことに多くの人々がこれらの三つの愛を全部経験出来るかどうかは分かりません。全部経験出来たら幸せな人生ですが、一つ、二つくらいは経験出来ない可能性もあります。この世の中にはこれらの中で一つくらい足りない人が意外と沢山います。これらの愛は一つ足りなくても辛いです。


　けれども、愛が足りなくても、希望はあります。 これらの愛が一つ、二つくらいなくても、最後のイエス様の愛があるからです。イエス様の大きな愛が一つくらい足りない愛を補います。イエス様の十字架の愛が何か、はっきり分かると他の三つの愛は少々足りなくても大丈夫です。イエス様が別の形で補って下さいます。

　 私たちは友、親子、色々の人々と互いに愛し合う関係になりたいです。何よりもイエス様に愛される人になりたいです。この中で一つでも問題があるのなら、関係が回復できるように祈り、努力しましょう。




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