2006年7月23日

使徒行伝　13章1〜12節

　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　 ＜　聖霊の導きと勝利 ＞

「聖霊が「さあ、バルナバとサウロとを、わたしのために聖別して、彼らに
　授けておいた仕事に当たらせなさい」と告げた。」（使徒行伝　13章2節）



１．前にも言いましたが、使徒行伝（使徒の働き）というのは本当は聖霊行伝（聖霊の働き）と呼ぶ方がふさわしいんですね。というのは、一つ一つの事を使徒たちやクリスチャンたちが自分たちの思いや考えで行動しているというよりも、むしろ聖霊なる神様が全て導いておられるからです。ペンテコステの日に最初の教会が誕生したのも、アンテオケ教会が誕生したのも、全ての聖霊の導きです。今もそうです。世界中のあちこちに教会が生み出され、み言葉が伝えられているのも、全て聖霊なる神様の働きによる事です。


２．さて、聖霊は次のステップに導かれました。すなわち、今度はアンテオケ教会から、更に広い世界に伝道に行くように導かれました。（1〜4節）。

　　このように、全部聖霊の導きなんです。人間の思いつきや気まぐれじゃないのです。

　　皆さんはいかがですか？聖霊の導きを仰いでますか？本当に聖霊は今も人を導かれる神様です！静かに心に語りかけたり、み言葉を通して、また色んな事を通して導こうと語りかけられます。皆さん、何でも自分の思いで勝手に判断しないで、決めないで、祈って下さい！「主よ、聖霊様によって私を導いて下さい。次のステップ、どのように進んだらいいでしょうか」と。特に大事な場面では、聖霊の導きを仰いで下さい。どの学校に進むか、どんなに仕事に就くか。どこに住むかも大事ですね（アブラハムとロトの話のように）。また、誰と結婚するか。役員会の時もいつも祈ります。それこそ教会の歩みを、人間的な思いや計算で決めてしまったらとんでもない事ですから。

　　ちゃんと、求めれば聖霊は皆さんの行くべき道を導いて下さいます。ただし聞く耳と、従う心があればの話ですが。聖霊の導きよりも、自分の我を通す方を選ぶ人には、聖霊の導き聞こえないでしょう。彼らも普段から礼拝をして、主に聞く姿勢だったのです。


３．そんな訳で、聖霊はバルナバとサウロを選ばれて、彼らに仕事を与えられました。クリスチャンになった人には、全て主は、何かの仕事・務め・奉仕を与えようとされます。皆さんの務めは何でしょうか？

　　さて、これがいわゆる第一回伝道旅行です。まだ、御言を一度も聞いた事のない地域の人々の所に出ていって、イエス様の事を広く伝えるという事です。ある狭い地域に集中して伝道する事も大事ですが、とにかく広い地域に一度は伝えるっていう事も大事だと思うんですね。トラクトを配ってて感じるのは、とにかく聖書の御言なんか一度も聞いた事がないっていう人が殆どだという事です。それは信じる、信じない、以前の問題です。まず聞いた事が無いんですから。まずとにかく一度は御言を目に触れさせるという思いで、なるべく広く、歩いた事のない町、家に配っています。


４．4〜6節。聖霊は、御言をどんどん伝えよう、人に御言を届けようと働かれるんですが、やっぱりね、悪魔はそれを邪魔しようと働くんですねっ。
　　7〜8節。地方総督セルギオ・パウロという人が神の言を聞こうとしているのに、信仰からそらそうと邪魔したという。今でもそうです。一人の人が、せっかく求道しよう、御言を聞こうとしていると、必ず悪魔が色んな方法で邪魔しようとしてきます！一人の人の救いっていうのは、聖霊と悪魔の戦いです！求道中の方々のためには特に祈らなければなりません。

　　9〜11節。「聖霊に満たされ、彼をにらみつけて」とありますが、聖霊に満たされてるというのは、ニコニコ優しそうにしてるばかりじゃない。悪魔の働きに対しては、キッとにらみつけて、毅然とした態度で出ないといけない。「サタンよ、退け！」と。
　　悪魔は聖霊に戦いを挑んできます。けれども、その戦いは当然、聖霊の勝ちです！
　　そして、この総督の魂・信仰も聖霊が勝ち取られました。


５．まとめます。一つは、まず皆さん、いつも聖霊の導きを求めて下さい！特に大事な場面や、何かを選ぶ時。正しい道を選べるように祈って下さい。
　　二つ目は、皆さん一人一人に与えられる主の仕事があるという事です。
　　三つ目は、御言を広く伝えるということです。御言を一度も聞いた事のない人に、チャンスを生かして御言を届けて下さい！

　　そして四つ目、聖霊に導かれて送り出された所でも、必ず戦いがあります。いえ、主に従って行こうとすればするほど、悪魔は邪魔をしてきたり、信仰の戦いを挑んでくるでしょう。けれども、そこでもあなたがた聖霊により頼みつつ、祈りつつ、導きを求めて進むならば、聖霊と一緒に勝利する事が出来るという事です！


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